山川エンジニアリング製フォークリフト用アタッチメント(標準編)


回転フォーク
分類・標準アタッチメント
左右360度にフォーク(爪)が回転するアタッチメントです。
廃材などが入ったバケットから中身をトラックの荷台に移し変えたりコンクリートを型枠に流し込んだりするのに使用されています。使い方次第では、最も応用範囲の広いアタッチメントの1つです。
弊社の回転フォークの中央部に空く視界確保用の窓は業界最大級で使い勝手が非常に良いと評判です。(※注参照) またモーターを交換することによって作業内容に合せた回転速度・トルクを選択していただくことが可能です。フィンガーバーの幅についても変更可能です。
※標準型は機台中央部の覗き窓が小さなタイプとなります。大きなタイプをご用命の際は広視界タイプとご指定下さい。


ベールクランプ
分類・標準アタッチメント
主に古紙や綿を四角い形に梱包した荷物(英語でベールという)を左右からクランプするアタッチメントです。
直接荷物を掴むためパレットが不要になり、作業の効率化と省スペース化を図ることができます。また産業廃棄物の抑制にも繋がります。アームの長さや高さ、開閉範囲について標準的な仕様を設けてはいますが、お客様の要望に応じて最適な仕様に変更することも可能です。またアームの内側にゴムパットを貼り付けて、商品保護や滑り防止等の対策を図ることも可能です。


ヒンジドフォーク
分類・標準アタッチメント
かつて森林大国であった日本で最も活躍していたアタッチメントの1つです。フォークが上傾・下傾することで木材を抱えたり、放出したりできます。
これまで木材市場で活躍する姿が専らでしたが、最近ではフォーク(爪)にバケットを差し込んで木材チップや古紙などをすくい取るような作業にも用いられています。余談ですが、このアタッチメントは実は日本独特のもので海外ではあまり見かけることはありません。また雪国などでは除雪作業にも活躍していますヨ。
※弊社ではワイドバータイプ、傾斜角が異なる、あるいはフォークポジショナー機能が追加されるなど特殊なヒンジドフォークのみを手掛けています。


フォークポジショナー
分類・標準アタッチメント
別名・フォークムーバー/フォークシフター
欧米では荷物運搬用パレットの規格が早くから統一されましたが、日本国内を流通しているパレットは残念ながら様々な寸法が混合したままです。
ゆえにパレットのフォーク差込口の間隔も統一されておらず、いろいろな荷物を扱う現場では差込口に合せてフォーク(爪)の間隔をいちいち調節する面倒がありました。このアタッチメントはレバー操作により油圧シリンダーを駆動させ左右のフォークの間隔を調整するものです。
弊社の標準的な仕様はフォークがスライドする部分がシャフト構造となっており、非常に頑丈なものです。またフォークの開閉範囲も自由に設定可能です。


プッシュプル
分類・標準アタッチメント
物流の現場において運搬用パレットに要する費用は莫大な金額となっているはずです。特に海外へ出荷する場合はパレットの回収は殆ど絶望的ですので、一昔前はパレットレスにするために人手でコンテナの中に荷物を積み込む様子がよく見られました。しかし今の時代は、人件費の高騰からこのような人海戦術に頼るような方法は難しく、代わって考え出されたのがシートパレットを用いる方法です。
プッシュプルはシートパレット専用のアタッチメントで、シートのタブ(端面)を掴んで、シート上の荷物を押したり、引いたりするものです。扱い方にコツを要しますが、慣れればとても便利です。
詳しく知りたい方は詳細ページがあります。⇒



 
インバータークランプ 
分類・標準アタッチメント
通常はパレットを入れ替える際に使用されるアタッチメントです。
例えば、薬品業界では工場内で使用されるパレットはステンレス製の高価なモノが使用されますが、出荷の際にはパレットを安価なプラスチックパレット等に交換する工夫がよく見受けられます。また海外に製品を輸出する際に木製パレットでは燻蒸処理を行う必要があったり、パレットが一方通行で帰ってこないケースが多々あることから、より安価なシートパレットに載せ変えたりする例があります。そうしたパレットを交換する作業に役に立つのが、インバータークランプです。
アタッチメントの上下にフォークが附属し、側面には荷崩れ防止用のサイドアームが附属します。荷物を上下フォークでクランプしたら360度回転させ、上方にきたパレットを別のモノと交換します。そして更に360度回転させて、通常の位置に戻します。するとパレットが入れ替わった荷物が完成します。


クレーンアーム
分類・標準アタッチメント
粉体等を詰めたフレコンバックをフォークリフトで運搬するには、パレットの上に載せて運ぶという方法もありますが、通常はクレーンアームのような専用の治具を用いてフレコンバックの上方に付属する紐をアームのフックに引っ掛ける方法が一般的です。時々フォーク(爪)にフレコンの紐を引っ掛けて運搬している姿を見かけることがありますが、急ブレーキをかけたときなど滑り抜ける恐れがあり大変危険とされています。また法律でも禁止されている作業方法でもあります。是非、フレコン運搬には専用のクレーンアームを用いることで、安全配慮義務を果たしましょう。
クレーンアームの種類としては様々ですが、市場ではフレコンバック×1個のみを吊り下げるタイプが主流です。写真のクレーンアームは×2個吊り下げ用ですが、×3個用、×4個用などもあります。


ペーパーロールクランプ
分類・標準アタッチメント
大きく湾曲した左右のアームで円筒状のロール紙をクランプするアタッチメントです。
製紙工場や印刷工場、段ボール工場などで主に使用されており、ベテランのオペレーターの方が微妙な使い勝手の違いにこだわる最も設定が難しいアタッチメントの1つです。アームは長短あり、通常はショートアームを固定してロングアームの開閉により、ロール紙を傷つけないようにクランプします。回転機能が付属しており、ロール紙を縦置き、横置きしたりできます。標準型のアタッチメントにパンタグラフATTやラムATTを組み合わせてアレンジすることもあります。
前述したとおりペーパーロールクランプは非常に使い勝手にこだわるATTです。弊社では、古くからのユーザー様のために従来どおりのロールクランプを製作するだけでなく、最新型のペーパーロールも取り揃えております。

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